2021.04.28

管理栄養士の国家試験合格に向けての勉強法

こんにちは! 管理栄養士の櫛田です。

今回は、私が管理栄養士の国家試験に向けて行った勉強法について、お話ししようと思います。

私が国家試験の勉強を本格的に始めたのは,大学4年生の10月でした。
大学4年生の1年間はコロナの影響で、学校にほとんど行くことが出来ず、周りがどのように勉強を進めているのか全く分からない状態でした。
例年であれば授業があり、みんなで勉強するので自分だけ勉強していなければ、焦りを感じると思います。

しかし私は10月まで“なんとかなるだろうな~”と勉強せずに呑気にしていました。
勉強しなければ!と思うようになったのは、仲の良い友達たちが模試で120点(国家試験の合格ライン)を超えるようになったことがきっかけです。
自分だけ合格ラインに届いていないことに気づき、やっと焦りを感じたのを覚えています。

最初に始めた勉強は、国家試験の過去問を解くことです。
分野ごとに分かれている問題集を購入し、人体の構造と機能、臨床栄養の分野から勉強をスタートしました。
この2つの分野は試験での問題数が特に多いため,合格するために最も重要な科目だと思います。

10月からは国家試験の過去問題集を常に持ち歩くようになりました。
問題を解き、分からない単語は教科書やインターネットを使って調べる、の繰り返しです。
こうして、過去問に出てくる疾病の意味や、栄養的な対応方法などを完璧に分かるようにしていきました。
その他の分野も同じように進めていきました。

最近の国家試験では、応用問題の割合が多くなっています。
応用問題は、過去問と同じような問題が出るとは思えなかったので、他の分野に比べると勉強時間は少なかったように思います。
基本的な栄養の知識が身につけば、応用問題は自ずと解けるようになっていきます。応用問題は最後に勉強することをおススメします。

こうして過去問5年分は完璧にできるようにしました。
過去問の勉強と並行して、大学内で受けた模擬試験の見直しもしっかり行いました。
模試は受けた後が重要です。
終了後はすぐに丸付けをし、内容を覚えているうちに軽く振り返りをします。
次の日には、間違えた文章を訂正し、正しく覚えます。
模試を受けるとどの分野が苦手なのかも分かるようになります。本番と同じ時間帯で行うので自分にとって、問題を解く「ベストなペース」が分かるようになります。
4年生になりたての頃は正直に言うと、手を抜いて模試を受けていたのですが、10月からは集中して取り組むようになりました。

私が主に行った勉強は以上の2つです。過去問と学内での模擬試験です。
参考書などを探すとたくさんありすぎて、どれが自分に合うものなのか分かりません。授業で使っていたものや大学から配られたもののほかに、購入したものはありません。たくさんの参考書を使うより、1冊を完全に理解できるまでやりきることが、合格への近道なのではと思います。

コロナ禍でも国家試験に合格することが出来たのは、間違いなく友達や家族の応援があったからだと思います。
1人で勉強がはかどらない日は、オンライン上で友達と話しをしながら、勉強をしたことが何度もありました。
勉強は自分との戦いでしたが、周りのサポートがあってこそ万全の状態で取り組むことができると思います。
管理栄養士になった今、たくさんの人に恩返ししていきたいと思います!

株式会社カンリエ 櫛田 実穂(くしだ みほ)

お問い合わせ

管理栄養士のキャスティングサービスに関するお問い合わせはこちらから